5/28(木)N郎♪ラベンダーの夜

国会の状況、自衛隊の軍隊化、軍需産業国家アメリカの圧力の解説がわかりやすいです。

問題なのは・政権の暴走・国民の無関心・マスコミの機能不全、さてどうするか。N郎♪さんの思い付いたアイデアは…

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コメント: 4
  • #1

    N郎♪ (月曜日, 01 6月 2015 23:21)

    管理人さん、今週もまたご紹介ありがとうございます。アメリカ自体は軍需産業国家ですが、日本に特別に圧力をかけているわけではないという説もあり、安倍自民党政権の暴走について、米国の圧力というより、亡霊に取りつかれたボンボン安倍晋三の幼稚な趣味が中心にあるとにらんでいます。それが結果的にTPPを進めたい米国や、日本の軍需産業にいいように利用されている。

    そしてマスコミや国民の無関心が悪いという発想は、事実ではあるが、逆に方向性としては誤っていると思います。なぜならばマスコミや国民の無関心が悪いと言ってしまうならば、それを言う側は正義となり、悪いのは自分以外の人間ということで、そのまま思考停止してしまう危険性がある。社会問題に関心のある方にはそういった思考を持たれている方が結構いらっしゃり、その結果、無関心層にまったくアピールができていないという最悪の結果となってしまっている。

    肝心なことは、大多数の無関心層にどう訴えていくのかということで、逆にその部分こそ、大いに考え、実践すべきことだと思うのです。

    その人の言っていることは正しいかもしれない。しかし、言っているその人自身に、どういった魅力があるのか? そこらへんをよくよく考えるべきなんじゃないかなと思ってます。






  • #2

    管理人 (水曜日, 03 6月 2015 00:18)

    「マスコミと国民の無関心」と同列に並べるのは乱暴だと思います。
    マスコミと大きくくくった場合はお金儲けの論理で動いているのは自明の理ですが、報道には「真実を伝えるという民主主義の根幹を支える責任」があるわけで、その矜持を捨てた報道機関は、3.11後の蛆虫みたいに湧いて出た御用学者たちと並んで万死に値するくらい罪が重いと思います。
    サラリーマン化した彼らを思う時「ハンナ・アーレント」の凡庸な悪を思い出します。

    鎌仲みとみ監督の「みつばちがぶんぶんいうみたいに小さい声でも発し続けることが大切」という言葉を胸にぶんぶんしてます。

  • #3

    N郎♪ (水曜日, 03 6月 2015 23:58)

    管理人さんお疲れ様です。

    前回投稿の文意は、マスコミが悪いにしろ、無関心層が悪いにしろ、そういった他人が悪いという結論に達したまま、考えることを停止してはいけない、その先に、自分自身がどうやって広げていけばよいのか?ということを考え続けなければならないという、先週の番組で話したことと同様の主旨となります。

    関連して述べるなら、マスコミと国民の無関心は表裏一体であると思います。

    日本は仮にも民主主義国家であり、昨年12月の民主的な選挙で、自民&公明党は多数の議席を獲得しました。安倍政権が続いていられるのも、国民による選挙の投票結果という立派な根拠があるわけです。その根拠をもとに、自民&公明党は数の力で無茶な法案をいくらでも通そうとしている。

    では、自民党や公明党が多数の国民に支持されているのかといえばまったくそういうことはなく、戦後最低の投票率の結果が、自民&公明党政権を支えることとなってしまっている。

    昨年夏、集団的自衛権をめぐる憲法解釈変更を安倍内閣は宣言したわけですが、いざ選挙になってみると、これまでになく大多数の人が選挙に行かなかった。

    一方で民主党政権が誕生する前、マスコミはこぞって当時の自民党麻生総理を、漢字が読めない総理とおもしろおかしく突っ込みまくった。政権を追われた自民党の人間はきっとこう言ったと思います・・・「マスコミが悪い」。

    そこで自民党は逆にマスコミさえ押さえてしまえばどうにでもなると思ったことでしょう。


    自分の知人で社会問題に関心の高い方は、毎回必ずこう言います。「いろいろ考えてゆくと、やはりマスコミが悪い。」
    しかし、彼に、ではどうすればよいのか?と聞くと、何ら有効な回答もない。彼は「マスコミが悪い」と言う結論で満足してしまっていて、そこに突っ込みを入れると、自分の考えを否定されたように解釈し、時に逆切れしたりする。

    自分からしてみれば、マスコミが悪いという説法は、自分ではなく、マスコミ関係者に言って下さいといつも思います。そういう自分もマスコミ批判はよくしますが。

    しかし、政治に関して、マスコミが悪いという考えは昔からあって、マスコミ批判も昔から延々とあるわけですが、ではその結果、マスコミがよい方向に向かっているのかと言えば実態はまったく逆で、どんどん悪くなっていくばかり。

    かつて女性戦犯国際法廷を取り上げたNHK 教育テレビの番組が、自民党からの介入により番組内容を改変させられたという大事件がありました。

    今ではそれどころか、NHK のトップに、自民党から送り込まれた人間が就き、パワハラ人事を行って、広く国民の受信料で成り立っているはずの公共放送局が、毎時間のニュースで政権与党の広報を行っている始末。

    民放各社も、政権に批判的なコメンテーターやプロデューサーは番組を降ろされ、政権を批判ができない状態に。

    それらの事実を考えるなら、問題の核心は、政権によるマスコミ介入にあるのではと思います。それをブロックする術がない。マスコミの中にも良心的なジャーナリストは多数いるのでしょうが、政権と癒着する上層部に仕事をさせてもらえない、干されてしまっている。

    このような状況が、これから改善していく見込みがあるのかといえば、東日本大震災のような国民に多大な不幸をもたらす大惨事でも起きない限り、変わることはないと思います。福島第一原発大事故の被害か続いているにもかかわらず、原発再稼働を正面から批判できないようなマスコミ状況ですらある。

    そう考えていくならば、もはや既存のマスコミに批判なり、期待なりするよりも、自分らのメディアをどういうふうにして広げていくべきか、無関心層に対してどうやって広げていくべきかを真剣に考えるべき。

    もちろん既存のマスコミでも、東京新聞など、ジャーナリズムの良識を保ったマスコミもあるわけで、それはそれで応援していけばよいと思います。

    東日本大震災の前、NHKの仕事をしていたこともある鎌仲ひとみ監督がこんなことをおっしゃっておりました。NHKの番組でよい番組あったなら、それを積極的に視聴者の声としてNHKに伝えて下さいと。視聴者のリアルな声こそが、よい番組を作るスタッフの後ろだてになると。

    過去に鎌仲監督関連について書いた記事
    http://enurou.blog96.fc2.com/blog-category-13.html

    他者に対する批判(ネガティブ)は、やり方を間違えれば、批判者自身がネガティブなイメージをもたれるリスクがあり、せっかくの活動をも台無しにしてしまうということを、これまで多々観てきました。市民運動なりが広がらない理由は、そういったこともあるのかもしれません。

    何かしらをクリエイトする(ポジティヴ)で広がっていくのであれば、それに越したことはないと思います。

  • #4

    管理人 (木曜日, 04 6月 2015 08:47)

    ブラックN郎♪さん、面白ーい!
    鎌仲監督わたしも大好き。
    いつも穏やかで優しくてにこにこしてらっしゃいます。
    ミツバチの映画の上映会を芸術劇場でやった時にトークに来て下さったのですが、高熱が出てて控室で寝てらしたのに、ちゃんと二度もトークはしてくださいました。
    後からインフルエンザだったとお聞きしました。
    日本の宝と思います。